もう人材流出で悩まない!優秀な社員が辞めない職場づくりとは

もう人材流出で悩まない!優秀な社員が辞めない職場づくりとは



優秀な社員が突然辞めてしまう・・・。
社員が長く働きたい!と思う職場って何?

とお悩みではないですか?

人手不足が深刻化する中、
多くの会社の課題は「辞めない職場づくり」です。

この会社でずっと働きたい!
と、社員に思ってもらいたいですよね?

辞めない職場づくりにはいくつかコツがあります。

今回は心理学のアプローチから「辞めない職場づくり」の秘訣を公開していきますので、ご覧ください。

知っていますか?人間が持つ5つの欲求を満たす職場づくり


知っていますか?人間が持つ5つの欲求を満たす職場づくり

人間には5段階の欲求があると言われています。

この欲求を「マズローの欲求5段階説」と言います。

この説では人の欲求は5段階に階層化されていて、下の階層の欲求が満たされると、次に上位の階層に進んでいきます。

その5段階の欲求は以下の通り。

1段階目:生理的欲求(生きていくための本能的な欲求。食べたい・飲みたい・寝たい等)
2段階目:安全の欲求(最低限の暮らしを確保したいという欲求)
3段階目:社会的欲求(自分があるグループに必要とされている、そのグループの中で果たせる役割があるという認識や感覚、他者に受け入れられている、どこかに所属できている という感覚を得たいという欲求)
4段階目:承認欲求(社会のある集団から自分が存在する価値を認めてもらい、尊重されたいという欲求)
5段階目:自己実現の欲求(なりたい姿を達成したい、自分の可能性を追求したい、という欲求)

1〜4段階目の欲求は、欠乏動機ともいわれ、満たされていないと不満が生まれます。

1〜4段階目までが満たされると、人は5段階目に向かいます。

5段階目は成長動機と言われ、これには限りがありません。

成長動機で行動している人自身は、自己実現を追求し続けます。

つまり

人間は最終的に自己実現を求めて常に成長する存在

というわけです。

社員にとって、
一日の大半を過ごす職場でどれだけの満足感を得られるか
はとても重要なことです。

会社の立場から言うと、
社員がより高い満足を感じられる職場環境や社員育成を提供できているかが、社員の能力や組織の成果に直結していると言えます。

今日は前述の5段階の欲求を基に職場づくりを考えてみたいと思います。

特に若手社員は承認欲求が欠乏している。そこで大事なことは何?


特に若手社員は承認欲求が欠乏している。そこで大事なことは何?

若手社員や、新入社員がすぐに辞めてしまう。

この問題、どこの企業でも抱えている問題ではないでしょうか。

実は若手社員が抱える悩みは、
4段階目「承認欲求」に関係していることが多いです。

承認欲求とは

他者から認められたい
仲間に属している、という感覚を得たい
チームの一員として認められたい

という欲求のことです。

私がキャリアコンサルティングをしていて感じる
今の若い人達の特徴の1つに
「貢献意欲の高さ」があります。

社会に貢献したい、誰かの役に立ちたい

という気持ちが強いんです。
これは承認欲求の強さにも関係していると感じます。

でも現実的に言えばキャリアが浅い若手社員ができることは限られています。

又、育てる側の

「だってできないことが多いのに、褒めてばかりはいられない。
どうしても指摘が多くなってしまう。」

という気持ちも理解できます。

結果、現場では若手社員本人に貢献する気持ち、やる気はあるものの

・空回りしている
・1人よがりになっている
・気持ちだけはあるが具体性がない
・実際に行動にまでは至っていない

というケースが多いのが実情です。

またもう1つの若手社員の特徴に

他者からの評価、アドバイス、指摘を受け止める・消化する力がまだ未開発

ということがあります。

つまり、逆に言えば、彼らの承認欲求をうまく扱うことができれば、

自分は会社から必要とされている!

と感じさせることができれば彼らはその組織で長く力を発揮する、と言えます。

いかがでしょうか。

これらのことをふまえて、現在の若手社員のフォロー、育成を考えてみて下さい。

いかに彼らに成功体験を積ませるか、
未熟な部分を伸ばす為にどのようなフィードバックをするか、
といったことを見極めながら、割り振る仕事の難易度を考え、サポートしていくことが重要になります。

辞めない職場づくりを実現するための5つの観点


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・せっかく手に入れた優秀な人材が辞めていく
・人材をしっかり育てて辞めない職場づくりを実現したい!

と考えるあなたにまずチェックしていただきたいのが、自分の会社の職場づくりが社員の満足を得られる状態となっているかどうかということ。

ここでは5つの観点で紹介していくので是非チェックしてみて下さい。


観点①社員が適切な労働条件・労働環境で仕事ができているか?


社員が適切な労働条件・労働環境で仕事ができているか?

例えば雇用形態・給与・労働時間・社会保険・職場環境。
本人が安心して働ける環境が整っているかどうか、ということです。

残業1つとっても「24時間働くサラリーマンは”カッコいい”」と言われた時代もありましたが、今ではあり得ませんね。

社会の風潮としても残業の削減方向に目が向いています。

・飲まず食わずで働いている
・ストレス過多で食事が喉を通らない
・ろくに睡眠時間も取れないほど残業しなければならない
・上司から四六時中怒鳴られる
・いつ首を切られるか分からない
・来月のお給料が入るのか、どれくらいもらえるのか分からない

といった環境では安心安全を感じる、どころではありませんよね。

最近では、働き方改革という言葉もよく耳にするようになりました。

随時、社員の労働状況を確認し、会社としてしっかりフォローしていくことが大事であると言えますね。

観点②多様は人達を受け入れる体制があるか?



社会に出たての若手なら、
できるだけ出費を抑えたい・・・寮か社宅がある会社はないか?

子育てしながら働く人なら
時短という選択で働けるだろうか?
子供が熱を出した時、すぐに迎えに行ける環境だろうか?

介護や看護しながら働く人なら
今の給与体系で経済的な負担を賄えるだろうか?
いざという時、代りに仕事を任せられる人がいるのだろうか?

など、社員が働く上で不安に思うことは多種多様です。

せっかく時間をかけて育てた、優秀な社員が働きたいのに退職を選択せざるを得ない、となってしまうのは、会社にとってはかなりの痛手ですよね?

だからこそ、社員のニーズに合わせた柔軟な体制を用意しておくことは、これからの時代、特に重要となります。

観点③社員間だけでなく上司とのコミュニケーションが円滑か?



周りの社員とのコミュニケーションが取れていることも、仕事のモチベーションや生産性をアップさせる上では重要です。

自分の仕事を着実にやりきれることも大切ですが、自分だけでは処理しきれない状況に陥ることも必ずあります。

その時に相談できずに1人で抱え込んでしまうような環境だと、顧客に迷惑をかけるような事態を発生させてしまうリスクもあります。

さらに以下のようなデータもあります。

大手転職サイトのアンケートで、退職・転職理由のトップ5です。

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)


(出典元:「リクナビNEXT」転職理由と退職理由の本音ランキングBest10

給与以上に上司や同僚との人間関係を理由に挙げているのが分かりますね。

社員同士のコミュニケーションが取れているかも重要ですが、上司と部下という関係性においても意見が言いやすい、風通しが良い環境づくりも大事であると言えます。

観点④教育体制が整っているか?力を入れているか?



社員自身が「成長実感」を持てる、ということが大切です。

その意味で技術や知識力をアップさせる社員教育が整っているかもポイント。

加えて今の時代、技術や知識だけでなく、「人間力」「コミュニケーション力」「社会人基礎力」が有無が大きく仕事の成果に影響します。

この分野の教育も必要です。

また行うタイミングもあります。

・入社時
・配属後
・昇進時

上記以外にもその人のキャリアのステージに合った教育が必要です。

又、ただ研修を行うだけでは意味がありません。

インプットした効果が出るのは、職場に戻って何らかの行動を実践する時となります。

上司が社員教育の意義をきちんと理解し、学んだことを実践できる環境を整える、そして部下に成長実感を持たせられる関わり方ができることが重要であると言えます。


観点⑤会社として社員のキャリアプランを考えているか?社員がキャリアプランを持てる環境を整えているか?


会社として社員のキャリアプランを考えているか?社員がキャリアプランを持てる環境を整えているか?

5段階目の欲求、自己実現部分にも繋がりますが、社員が自分の将来像をどのように考えているのか、キャリアアップをどのように考えているのかを確認し、その為のサポートをすることも大切です。

人は自分の将来が漠然としていると、不安が大きくなり、持っている能力も発揮できず、目の前の仕事に対しての意欲も上がりません。

優秀な社員である程、将来に対してより明確な目標やプラン、ビジョンを持っていることが多い傾向があります。

でもどんな社員であっても方向性が見えなくなることもありますし、定期的に自分がキャリアプランのどのあたりまで来れているのか棚卸をする必要もあります。

違う部署での仕事を経験し、経験値を上げたい人もいれば、今の部署でさらにキャリアアップを積みたい思いがあったりと様々でしょう。

だからこそ、随時面談という場で対面で話をする、また休憩時間にフランクな会話の中でどういったキャリア形成を考えているのかを聞き、しっかりとサポートしていくことも重要です。

まとめ

人の欲求は5階層で構成されており、自己実現という目標に向けて絶えず成長していく存在です。

今日はこの考えを基に、辞めない職場づくりについて5つの観点を紹介しました。

働きやすい職場づくり・辞めない職場づくり、と一口に言っても
給与や労働環境を整えればいいというものではなく、職場でのコミュニケーションの方法や関係性、育成の方法も考えて体制を整えていく必要があります。

社員が辞めない、皆がいきいき働ける職場を作りたい、という想いをお持ちの方ほど、ついついその環境を実現しようと自分一人で頑張ってしまっていることが多いもの。

でもがんばる程、余計に目の前の課題が見えにくく手詰まり感が出てくることもありますよね?

私共のコンサルティングでは、そんな頑張りすぎてしまいがちなあなたが、肩の力を抜きながら他者の力を最大限に引き出し、社員がイキイキ働ける職場づくりに取り組める「がんばらないリーダーシップ」講座を開催しております。

是非気になる方はお問い合わせください。



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【この記事を書いている人】

松村亜木(キャリアコンサルタント)

キャリア支援の個別サポート、企業支援を関西中心に提供中。
保有資格は、「厚生労働省認定国家資格 キャリアコンサルタント」「米国CCE.Inc認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー」「キャリアトランプ®資格認定講師」など多数保有。
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松村亜木(キャリアコンサルタント)