「なんだ、変えればいいだけだった!」

「なんだ、変えればいいだけだった!」

母をお花見に連れ出したかったけれど、今年はハードル高いなあと思っていた。

慣れ親しんだ近場の桜並木やお花見スポットはいくつもあれど、歩行器で歩いて行くのはちと難しく、車で行っても停められるいい場所もなく。

かと言って今の母の体力や諸々の状態だと、遠出や好きな山の中の桜も難しい。うーん、、、母、お花見、無理かも?

でもなんとかしたいなあ。
そう思っていた時に、ふと思いつく。

「そうだ、お墓参りはどうだろう。」

ここ何年も私だけしか行けてなくて、母は自分も行きたい、行けたらとずっと気にしていた。あそこは距離的にもちょうどよく、歩行器でもなんとか行けて、この時期なら人も少ないに違いない。そして何と言っても駐車場の周りにはおあつらえ向きの桜が数本。

「そうだ、お墓行こう。笑。」

ということで、お弁当作って、車の中で桜を見ながら食べて、ご先祖さまにもここ数年のことをご報告。行き帰りも桜スポットを通るルートで。結果しっかりお花見できて、たくさん笑って大満足。

「なんだ、変えればいいだけだった!」

・・・・・

これはこうするもの、と固定せず、今の自分、今の状況、その場に合わせて変えていいけばいい。変えたくないことを変えないためにそれが必要な時もある。

《変えないために、変えていく》

そう言えばこれも母から教わったことだなあなんて思う1日になりました。



【この記事を書いている人】

松村亜木(キャリアコンサルタント)

キャリア支援の個別サポート、企業支援を関西中心に提供中。
保有資格は、「厚生労働省認定国家資格 キャリアコンサルタント」「米国CCE.Inc認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー」「キャリアトランプ®資格認定講師」など多数保有。
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